物件購入時は売買手続きで忙しく、書類の税務上の重要性を見落としがちです。しかし確定申告で必要な減価償却費・土地建物按分・ローン利息の計算は、すべて購入時の書類が根拠になります。特に固定資産税評価額通知書と売買契約書は、後から代替できない重要書類です。
紛失した場合の対処
固定資産税評価額通知書は市区町村役場で「固定資産評価証明書」として再発行可能(有料)。登記簿謄本は法務局で再取得可能。売買契約書は仲介業者に控えの写しを依頼。ただし再取得に費用・時間がかかるため、購入直後に全書類をスキャン・PDF保存しておくことを強く推奨します。
固定資産税評価額通知書を紛失した場合、土地と建物の按分計算ができなくなります。按分できなければ建物の取得原価が確定できず、減価償却費の計算根拠が失われます。税務調査時に減価償却費を否認されるリスクが生じるため、この1枚の書類の保管が何十万円もの税額に影響します。
また、⑦附属設備の価格内訳が入手できれば、給湯器(耐用年数6年)・エアコン(同6年)を建物本体(RC造47年等)と分けて減価償却でき、初年度から大きな償却費を計上できます。
参照・根拠